絶望の渦が巻き起こる!『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』

スター・ウォーズ新三部作の最終章、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』!
この映画の見どころは旧三部作とのリンク、ダース・ベイダーの誕生、そしてシリーズ最高のライトセイバー戦など色々ありますが、最も本質的なところは、巨悪としての帝国誕生に向けて大きなストーリー転換が起こるという点でしょう。
ライトサイドであるジェダイがバッタバッタと死んでいき、主人公アナキンが完全に悪に染まり、究極兵器の建造が着々と進んでいく。
善側のキャラクターがボロボロになり雲隠れする中、悪の帝国が完全に体制を整え、さぁいよいよ銀河系征服だ!というところで物語が終わるのです。
このように、上映時間が終わりに近づくにつれて物語が取り返しのつかないレベルの絶望に向かって一気に転がり落ち、帝国によるディストピアが急速に完成していく様には、まさに「絶望」を感じます。
そんなシリーズ中最も暗い作品だからこそ、希望の光がその存在を際立たせます。
アナキンにとって最大の恐怖であり絶望であった”パドメの死”の中からルークとレイアが生まれたわけです。
これは、絶望を否定するために生まれてきた、希望の化身であるルークたちに相応しい生まれ方のような気がしてなりません。
さらに、死の淵にありながら、パドメが「アナキンには良い心があります」という言葉を発したシーン。アナキンがいくら絶望に打ちひしがれようとも、希望は絶えないというわけです。
先にも書きましたが、もうひとつの見どころは、クライマックス、アナキンVSオビ=ワンのライトセイバー戦でしょう。
スピード感も緊張感も本当に凄い。
クライマックスの「地の利を得たぞ!」はスター・ウォーズ史上屈指の迷言でしょう。
本国でもネタにされているようです。