『アイアンマン』の魅力

主人公のキャラが濃い作品はとても楽しいです。
主人公の魅力というものは作品自体の魅力に直結するからです。
特にそれがシリーズものともなれば尚更です。
観客はストリーと楽しむこと以上に、”キャラクターに会うために”その映画を観に来るようになるからです。
『アイアンマン』はまさにそういった作品の典型です。
特徴的な主人公が型破りなヒーローとして活躍する本作は、後にマーベル映画シリーズの顔となるキャラクター、トニー・スタークの魅力をこれでもかというくらい描き切っています。
『アイアンマン』のキャラクター以外での魅力は、まさにそのメカメカしさ!アイアンマンスーツの装着シーンのリアリティはもちろんのこと、アイアンマンが一歩動くたびにわずかに発生する機械音も聞き逃せません。
メカ描写が作り出す見事なまでのカッコよさは、戦闘シーン以上にこの映画を盛り上げます。
さらに見逃せない要素がもうひとつあります。
2作目以降ではめっきり減ってしまいましたが、スーツの開発/製作シーンがなんといっても熱いです!
黙々とパーツを組み立て、デザインを考案し、試運転を行う。この製作過程を描いたシーンがとても観ていて楽しい。
主人公のトニーが自らの使命を認識したあとに描かれるだけあって、”ものを作る人物”としてのトニーの立ち位置を直接的に描いた貴重なシーンだといえるでしょう。
この映画の成功がなければ、その後に続く作品群も存在しなかったことでしょう。
それだけに「面白い映画を作らなければならない、でなければその後の企画がすべて潰れる!」という制作側の意気込みや危機感が注ぎ込まれており、まさしく真剣に作られた一本となっています。
男性女性、子供から大人まで、ハートをガッシリ掴む要素満載の映画『アイアンマン』はまさに必見です。